優勝祝い
身内の大会や町内の大会で優勝者に贈られる優勝祝いにもこの袋は大活躍します。 みんなで集まって行われるボウリング大会やカラオケ大会、将棋大会やダーツ大会、 百人一首大会やベーゴマ大会、ダンス大会や釣り大会、ロッククライミング大会や マラソン大会なんかは一年中いつでも開催されそうですし、夏にはプールや海で 水泳大会やビーチフラッグ大会、ビーチバレー大会などが行われます。 それらの大会で優勝者に贈られる賞品は御祝儀袋が欠かせませんし、準優勝者に 贈られる賞品にも欠かせません。 参加人数によっては3位の分まで賞品を準備するべきかはわからないのでそれ 以下の順位の方には何も無しで、ということになりそうですが、上位2名、 あるいは2組にはなにかしら授与されるよう企画者も考えると思います。 参加者が300人を超えるような大きなイベントなら5位までに入賞した方を 表彰式で称えるかもしれませんし、逆に少人数でも参加した全ての人に賞品が 行き渡るよう粋な計らいをする企画者もいるでしょう。 なのでひとつの大会でいくつ御祝儀袋が必要になるかはケースバイケースになる のですが、多ければそれだけ喜ばれることは間違いありません。 もちろん何度でも繰り返してお祝いしたりされたい優勝祝いは蝶結びが正しい 選択になります。 準優勝祝いも、準々優勝祝いもそうなりますし、ブービー賞もそれでいいでしょう。
引っ越し祝い
新築祝いや引っ越し祝いでの贈り物はスリッパや植物が人気ですが、商品券も もらって嬉しいのでわりと選択されています。 むき出しのままや白い封筒に入れて渡すよりも御祝儀袋に包んだほうが豪華に 見えますし、受け取る人もドキドキできるので一石二鳥です。 メキシコから取り寄せたサボテンを持っていけばすぐに「おっ、サボテンだね。 これどこ産?」と一目でわかりますし、スリッパも包みのサイズからすぐに中身 が予想されますが、御祝儀袋を渡されたら中をあらためずに内容物を正確に把握 することはなかなかできませんのでワクワクも持続します。 金券なのか現金なのか、商品券ならいくら分が入っているのか、どこで使えるのか など夢はとっても広がります。 そこで使われるのも蝶結びになりますが、これはもっと引越ししようね、という 意味になるわけではありませんので間違えないようにしましょう。 ようやく新築した注文住宅からまた引っ越すことを勧めるようなことはしたくない ですし結び切りのほうがいいんじゃないかなと考える人も珍しくはないのですが、 御目出度いことだから何度も祝う、ので結び切りではなく蝶結びになります。 賃貸マンションへの引越しならともかく一戸建ての注文住宅を建てる大イベントを 何度も強要するのは、ちょっと残酷すぎるでしょう。 この場合はお祝いの意味をよく考えて御祝儀袋を選びましょう。
いろんな祝い事
他にもまだまだお祝いをしたりされたりする機会はありますが、基本的に何度 あっても嬉しい事柄なら蝶結びの御祝儀袋が使われます。 コンクールで入賞したら受賞祝いをしますが、これは何度あっても喜ばしいので 蝶結びで祝福してあげましょう。 新人賞を受賞した場合は少し考え込みそうになりますが、1回限りの新人賞でも 受賞すること自体はおめでたく複数回あったほうが良いので蝶結びでオッケーです。 この先同じジャンルで新人賞を貰える可能性はゼロだとしてもです。 抽選会で当選した場合も当選祝いをしますがこれも蝶結びになります。 会社関係だと昇進祝いや栄転祝いが稀にありますが、これも何度でも経験したい 喜ばしいイベントになります。 定年退職祝いも祝福すべきおめでたいイベントになりますが、一生に1度しか体験 しない人がほとんどなので結び切りの方が適切なのではと迷いそうになりますが、 蝶結びが正解になるので注意して下さい。 いちおうマナーとして目上の方に現金を贈ることは失礼になりますので、先輩が 定年退職する場合は袋の中に入れるのはお金ではなく商品券にしましょう。 相手が旅行好きならしばらくのんびりする時間もできるでしょうし、旅行券でも 喜んでももらえそうです。 腕時計や貴金属を贈るのもいいですが、その場合御祝儀袋は使いません。