長寿のお祝い
長生きをしている方にはお祝いをするのがしきたりになっており、御祝儀袋の 出番がやってくるのですが全部蝶結びで問題ありません。 そのタイミングは60歳で還暦祝いが最初になるでしょう。 次は10年後の70歳で古稀祝い、このあたりはわりと多くの方が対象になり そうですがまだまだ先にはあります。 ぞろ目の77歳で喜寿祝い、その3年後の80歳で傘寿祝い、とこの辺までこれば かなり少数になっていそうです。 平均寿命というのもありますが若くして亡くなられる人も多くあまりあてに なりませんし、目の前に生存している人間だけを見ましょう。 80歳を越えていれば相当長生きになりそうですが、お祝いはまだまだ続きます。 末広がりの8が並ぶ88歳で米寿祝い、90歳で卒寿祝い、とここまでくると相当 レアになりますのでしっかりお祝いしましょう。 99歳になったら白寿祝いで、百から一を引いた白がポイントです。 100歳は紀寿祝いでここは大きな節目になりそうな年齢です。 108歳は茶寿祝い、111歳で皇寿祝いになりますがこれを祝ってもらえるのは 市内に1人いるかどうかになりそうです。 これらの長寿祝いはこれが最後とならぬよう、次のお祝いもありますよと蝶結び の御祝儀袋を使用します。 その返礼も同じくです。
誕生祝い
若い方も成長に伴ってお祝いをされることはよくありますが、毎年の誕生日も それに含まれると言えそうです。 幼いうちは御祝儀袋を直接本人に手渡すことをしなさそうで親が受け取ることに なるとは思いますが、子供の誕生祝には違いありません。 おめでたいし毎年定期的にやってくる行事なので蝶結びの御祝儀袋が使われるの ですが、誕生日プレゼントは現金ではない場合もあるので必ず使うわけでは ないことも伝えておきましょう。 例えばプラモデルやフィギュアなどのホビーなら梱包された箱に入っていますし、 ラジコンや超合金のロボット、ぬいぐるみも大きな箱を使います。 18金のネックレスやプラチナのアクセサリー、ジュエリーなら御祝儀袋に入れる こともできますがあまり好ましい方法ではありません。 札束や商品券でない物をプレゼントするのなら無理して御祝儀袋を使わない方が いいので、お年頃の少年少女のお誕生日プレゼントではそんなに活躍しないかも しれません。 本人ではなく親に渡したほうがよさそうなほど成長してない子供や成人祝いなら 現金を贈ることもあると思いますので使用されそうですが、それ以外だと大きな パソコンや鉄道模型がプレゼントされそうですし、御祝儀袋の出番はありません。 でももし使うのなら蝶結びの御祝儀袋ということは覚えておきましょう。 一生に一度の成人祝いでも結び切りではありません。
結婚記念日
この記念日に贈る場合も蝶結びの御祝儀袋になります。 おそらく毎年欠かさず贈る人はいないでしょうがよくあるのは3回です。 結婚25周年で銀婚式のお祝い、これは離婚さえしなければ到達しやすい区切りと なるので経験者も多いかと思われます。 結婚式を終えて5年から10年そのまま平穏な暮らしを送れたのなら、きっと元気 なお子さんも授かっているでしょうし離婚せずに銀婚式のお祝いをするまでは 円満な夫婦生活を続行できそうです。 その次に蝶結びの御祝儀袋で祝われるのは結婚30周年の真珠婚式でしょう。 25周年まで到達できたのならもう5年離婚せずにいることは困難ではなく、 このイベント時までギクシャクした関係にはならずに済みそうです。 なのでこの先も夫婦でいつづけるのはほぼ当然なので、しばらくは結婚記念日に 関する祝い事は企画されなくなります。 真珠婚式の次にお祝いされるのは結婚50周年の金婚式、というのが一般的な ようでその間隔は20年にもなりますが、20年を待ちきれずに離婚するカップル の数は少ないため両者が生存さえしていることだけが問題になりそうです。 二十歳で結婚したと仮定すると金婚式を迎えるのは70歳になりますし、30歳 で結婚したアベックなら80歳になる計算です。 なので夫婦揃って金婚式をお祝いできるかどうかは、お互いの相性よりも健康面 が鍵を握ることになりそうですね。