子供を祝う

子どもの成長を願うお祝いごと

こどものお祝いのイメージ

出産祝いのタイミングっていつなのか意外と知らない方も多いかと思います。ベストなタイミングは生後7日後から1か月ごろ。赤ちゃんの名前をお披露目する「お七夜」から「お宮参り」の間が一般的ですが、気を付けたいのが入院中だった場合です。入院している間にお祝いを贈ることはタブーですので、母子ともに退院を確認した上で出産祝いを贈りましょう。

出産祝い

子供が誕生した瞬間をお祝いする出産祝いは、結婚式でご祝儀袋を渡して以来の イベントになるのでまだ相手の顔を忘れぬうちに立て続けに発生するでしょう。 ただし一生で一度しか行わないことが良しとされる結婚とは違い、出産は生涯に 何度あっても御目出度いので使われる袋の種類は異なります。 なので「結婚式のご祝儀を包む袋のついでに出産祝いの分も買っとこうかな。 多めに買えば安くなるよね、店員さん同じの5つくださいな」 といった流れで結婚式・披露宴用の物を5つも購入しても、4つは予定通りに 使われることはなさそうです。 出産祝い用、というか何度でもお祝い出来る用のご祝儀袋でなければダメなので、 1回こっきりの切り結びでは失礼になってしまうのです。 あまり慌てて新婚さんのために結婚式が終わった途端に準備しなくても、懐妊の 報告が耳に入ってからゆっくり手筈を整えればよいでしょう。 一度に大量購入しなくても、相手が5人も6人も子供を産む計画を立てていたと してもその都度お買い物に行けばいいのです。 そして出産祝いを戴いたほうもお返しをする時にご祝儀袋を使います。 その場合も何度も繰り返したいことですので、結婚式とは違った袋を使います。 必ずしも金銭を贈るとは限らないので絶対に袋を使うとはならないでしょうが、 そこそこの頻度で使用されるので覚えておきましょう。

成長のお祝い

出産をお祝いしたらそのうち子供の成長も祝う機会が訪れます。 写真スタジオでの記念撮影を伴う七五三やお宮参りが早い段階でやってきますので、 たいだいの時期は簡単に把握することもできるでしょう。 その時に使用される御祝儀袋も結婚式には使われないタイプの袋になるので 間違えないようにして下さい。 その子供にとって七五三の三は1回しかありませんし、五も人生の中で1回しか 経験されないイベントではあるのですが、この類の祝い事は何度でも繰り返したい 気分になるので使い分けることになります。 七五三の次は、あるいは平行して入園祝いや入学祝い、卒業祝いもあります。 小学校への入学祝いには現金ではなくランドセルをプレゼントする親戚や知り合い もいるでしょうが、1人の子供に対して1つあれば充分です。 もしこっそり喜ばせようと入学祝にランドセルを贈る計画を立てているのなら、 相手の都合もありますし早めに伝えておかないと大変です。 同じことを考える人が5人いたらランドセルが5つも集まってしまいますし、 本人達も準備していたら6つになります。 曜日ごとに使い分けられるほどの数があっても荷物を詰め替えるのが面倒なので そんなローテーションはしたくなさそうですし、5つのランドセルは無駄になる ので最悪です。

合格祝い

卒業祝いと似通った時期のイベントに合格祝いや就職祝いがあります。 進学を狙っていたのなら卒業後に進む学校に合格したお祝いが、卒業よりも 少し早めに贈られることになるでしょう。 2回にわけずに卒業祝いとセットでプレゼントしたほうがより素敵な品や高額な 現金になりそうなのでまとめて渡されることもありますが、幾度もお祝いしたい 御目出度いことなので結婚式用とは違う、蝶結びのご祝儀袋を使います。 袋が使用されるのは現金を贈る場合のほか、商品券でも使うことになります。 披露宴や結婚式で商品券を収納してはせ参じるのはやや失礼になるケースもある のであまりお勧めはいたしませんが、子供の合格祝いなら問題はないでしょう。 物になって残るほうがいい、そうした願いを込めて商品券をプレゼントする想いは 受け取る側にもきっと伝わるはずです。 相手によって、何を欲しがりそうかによって使い分けることになる現金と商品券 ですが、使い勝手のよい現金である必要は皆無です。 自分がバレエ教室を経営しているからそこでしか使用できない金券を発行して プレゼントしよう、となると受け取った側を困惑させてしまうだけですが、 一般に流通している商品券なら大丈夫です。 限られたショップでしか使えない金券は、相手の趣味や嗜好を考慮して決めないと 喜んでもらえないかもしれません。